パナソニックi-PRO(アイプロ)センシングソリューションズ株式会社(本社:福岡県福岡市、代表取締役社長:尾崎 祥平)は、セキュリティシステムEXTREME(エクストリーム)シリーズとして、重塩害地域に設置可能な赤外線照明搭載PTZネットワークカメラ2機種(WV-X6533LNSJ/ WV-S6532LNSJ)を11月より発売し、パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長:片倉 達夫)を通じて販売します。
耐重塩害仕様の赤外線照明搭載PTZネットワークカメラとその可動範囲
本製品は、潮風が吹く沿岸部などの重塩害地域においても設置可能なことに加え、明るい昼間だけでなく、夜間、照明の一切ないゼロルクスの場所でも、赤外線照明(LED)を用いたPTZ(パン・チルト・ズーム)機能による映像監視を行うことができるネットワークカメラです。重塩害地域をはじめ、海に近い場所に立地する工場などの外周や構内、大規模な駐車場、変電所・送電所などの設備、河川や道路のような厳しい屋外環境においても、昼夜を問わず監視業務を支援します。
また、本体塗装やねじなどに塩害対策の処理を施しており、塩害腐食への耐久性を向上させることで遠征を伴うメンテナンス業務の省人化をサポートします※1。
高性能赤外線照明を搭載し、WV-X6533LNSJは夜間350 m先まで撮影することができます※2。また、可視光カットフィルターを搭載することによって、赤外線撮影時のフォーカスボケや白とびを軽減し、夜間でも優れた映像での監視が可能です。WV-X6533LNSJは光学40倍のズームレンズを搭載し※3、画質を損なうことなく離れた場所にある被写体をより正確に捉えることができ、仰角30°を実現し1台のカメラで広範囲をしっかりと監視することができます。
今後も両社はラインアップをさらに強化し、ますます多様化・高度化するお客様のニーズに対応したさまざまな製品、ソリューションを提供してまいります。
※1 完全なメンテナンスフリーを実現するものではありません。詳しい設置条件、メンテナンス・お願い事項に関しましてはお問い合わせください。
※2 WV-S6532LNSJは夜間100 m先まで撮影可能。
※3 WV-S6532LNSJは光学22倍ズームレンズを搭載。
<主な特長>
1.重塩害地域といった厳しい屋外環境における塩害腐食への耐久性
2.赤外線照明・可視光カットフィルター搭載で『夜間視認性』の向上、光学40倍ズームレンズと仰角30°で広範囲をしっかりと監視(WV-X6533LNSJ)
3.ズーム揺れ補正機能により、高倍率ズーム使用時も揺れによる映像への影響を大幅に削減(WV-X6533LNSJ)
4.アドバンスド親水コーティングによって、雨天などの気象条件でも鮮明な映像を実現
▼製品ページURL
https://sol.panasonic.biz/security/camera/ipro_extreme/wv-x6533lnsj-s6532lnsj/
1.塩害地域といった厳しい屋外環境における塩害腐食への耐久性
潮風が吹く沿岸部・港湾部や塩分を含んだ融雪剤を使用する豪雪地帯のトンネルなどを重塩害地域と呼んでいます。そのような地域では塩害によるカメラ筐体の腐食が進みます。本製品は、カメラ筐体に耐食処理を施し、さらに耐食・耐候性の高い塗料を粉体塗装することで表面を保護し、塩害による腐食に強い耐重塩害塗装を実現しています。さらに重塩害地域では塩害によりねじが固着するという問題が頻発しますが、塩害対策の処理を施したねじを採用することにより、メンテナンスが困難となる塩害トラブルを低減しています。また、耐食性を評価する試験規格である国際規格 ISO14993に準拠し、塩水噴霧、乾燥、湿潤の耐久試験を繰り返すことで高品質な製品として、遠征を伴うネットワークカメラのメンテナンス業務低減につなげます。
2.赤外線照明・可視光カットフィルター搭載で『夜間視認性』の向上、光学40倍ズームレンズと仰角30°で広範囲をしっかりと監視(WV-X6533LNSJ)
従来、夜間において監視したい被写体との間に街路灯などの光源があると、その光源に焦点が合ってしまい、被写体に焦点を合わせづらいという問題がありました。本製品は高性能赤外線照明と可視光カットフィルターを搭載し、夜間における光源の影響を抑えます。またWV-X6533LNSJ は350m離れた先でも被写体に赤外線光を照射でき、昼間と遜色なく被写体に焦点を合わせることができます。光学40倍ズームレンズを搭載し、遠方はもちろん、左右方向は360°、仰角30°によりチルト可動範囲は-30°から210°までと、広範囲にわたり必要なシーンを見逃さず監視することが可能になります。
3.ズーム揺れ補正機能により、高倍率ズーム使用時も揺れによる映像への影響を大幅に削減(WV-X6533LNSJ)
高倍率ズームで離れた被写体を撮影した場合、僅かな揺れが非常に大きな映像の乱れになります。WV-X6533LNSJはズーム揺れ補正機能を搭載しており、カメラ内部のジャイロによる揺れの検出に加え、画像ベクトル検出を併用してより高精度な補正を行い、映像への影響を最小限にとどめ、安定した監視映像を提供します。
4.アドバンスド親水コーティングによって、雨天などの気象条件でも鮮明な映像を実現
雨天時、カメラのレンズカバーに雨粒が付着すると、粒状の水滴となってしまうことがあり、鮮明な監視の妨げとなる場合があります。本製品はレンズカバー部分に特殊なコーティングを行っており、粒状の水滴となりにくくクリアな視界を実現します。さらに、レンズカバー表面に汚れがつきにくく、雨水が当たることで表面の汚れを洗い流す効果もあり、メンテナンスにかかる手間やコストを削減※5することもできます。
※5 完全なメンテナンスフリーを実現するものではありません。
5.その他
・ H.265とスマートコーディングによるデータ高圧縮でネットワークへの負荷を軽減
・ ギアドライブ式パン・チルト機構の採用し高耐久性を実現
・ 「データセキュリティ・高信頼性」:認証局が承認したデバイス証明書をカメラ標準搭載
・ 梱包箱を開けずにカメラの設定が可能な「かんたんキッティング梱包」を採用
・ iA(インテリジェント オート)機能により、変化する周辺環境に合わせて自動で最適な画質に調整
・ IP66※6対応で、屋外の風雨が直接当たる場所にも、そのまま設置可能
※6 防塵・防水性能 JIS C 0920 保護等級 IP66(IEC60529)に準拠。
品 名 |
赤外線照明搭載 PTZネットワークカメラ |
赤外線照明搭載 PTZネットワークカメラ |
---|---|---|
品 番 | WV-X6533LNSJ | WV-S6532LNSJ |
ズーム倍率 | 40倍 | 22倍 |
IR-LED照明 | 350m※7 | 100m |
揺れ補正 | 有(ズーム揺れ補正有) | 有(ズーム揺れ補正無) |
焦点距離 | 4.25~170mm | 4.25~95mm |
画角(水平時) | 1.9~66° | 3.4~66° |
チルト範囲指定 | -30~210° | |
その他 | 耐重塩害仕様(ISO14993準拠) | |
本体希望価格 | オープン価格 | |
発売時期 | 2020年11月 |
※7:AC24V/ 指定 PoE インジェクター使用時。
パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社
パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社は、セキュリティ監視、パブリックセーフティ、そして医療用イメージングの各分野に欠かせない、センシングソリューションの世界的なリーディングカンパニーです。パナソニックにおける60年以上にわたる数々のセンシング技術とイノベーションを継承し、2019年に設立されました。
私たちは、一瞬も見逃さない高度なセンシング技術とあらゆる環境に対応する信頼性の高いソリューションで、人々の命を守り救うプロフェッショナルをサポートし、より安心安全な社会の実現に貢献します。
■監視・防犯システム ウェブサイト https://sol.panasonic.biz/security/
■EXTREMEシリーズ ネットワークカメラ https://sol.panasonic.biz/security/camera/ipro_extreme/index.html
<パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社の概要>
代表者 | 代表取締役社長 尾崎 祥平 |
---|---|
本社所在地 | 福岡市博多区美野島4丁目1番62号 |
設立 | 2019年10月1日 |
事業内容 | セキュリティ・医療・産業分野向け機器・モジュールの開発、製造、販売 システムインテグレーション、施工、保守、メンテナンス及びこれらに関するサービスを含む各種ソリューションの提供 |
URL | https://ipro.panasonic.com/jp/ |
<パナソニック システムソリューションズ ジャパン株式会社の概要>
代表者 | 代表取締役社長 片倉 達夫 |
---|---|
本社所在地 | 東京都中央区銀座8丁目21番1号 |
設立 | 2017年4月1日 |
事業内容 | システムインテグレーション等 |
URL | https://www.panasonic.com/jp/company/pssj/company.html |
【報道関係者様 お問合せ先】
商品に関する詳細:
パナソニックi-PROセンシングソリューションズ株式会社 広報
Email:press_i-pro@gg.jp.panasonic.com
販売に関する詳細:
パナソニック株式会社 コネクティッドソリューションズ社 パブリックリレーションズ部
Email:em-prpart@ml.jp.panasonic.com
【一般のお客様 お問合せ先】
パナソニック システムお客様ご相談センター
電話: 0120-878-410
(受付:9時~17時30分<土・日・祝日は受付のみ>)
Media Kit
- この記事のPDFをダウンロード PDF
Stay Informed
i-PROから最新のニュースを受け取りませんか?当社のプライバシーポリシーについて