i-PRO(アイプロ)株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:尾崎 祥平、以下i-PRO)は、AI inside 株式会社(東京都渋谷区、代表取締役社長CEO兼CPO 渡久地 択、以下AI inside)がi-PROのモジュールカメラ向けに機能拡張ソフトウェア「Learning Center Connect for i-PRO」を開発、AI insideのノーコードAI開発・運用ツールである「Learning Center Vision」との機能連携が可能となり、モジュールカメラを使用しながらノーコードで一貫したAIの実装・評価が可能になったことをお知らせいたします。
i-PROカメラアプリケーションパートナーであるAI insideが開発した「Learning Center Connect for i-PRO」は、i-PROカメラアプリケーションプラットフォームというオープンな環境に対応した、モジュールカメラ上で動作する機能拡張ソフトウェアです。AI insideが開発した本アプリケーションをインストールしたモジュールカメラと、操作するためのPC、そしてクラウド上に環境構築されたAI inside が提供するノーコードAI開発・運用ツール「Learning Center Vision」をネットワークで接続することで、コードを書くことなく現場で簡単にAIを実装・評価できるようになりました。
この「Learning Center Connect for i-PRO」は、モジュールカメラで撮影した画像を自動的に「Learning Center Vision」へ送信し、学習させることが可能です。人手による学習データの事前収集と、アップロード作業にかかる時間を大幅に削減、撮影した現場の映像を「Learning Center Vision」で定期的に推論することで、評価のために新たにシステム開発・構築する作業を削減することが可能です。
本アプリケーションに対応するモジュールカメラは、BTO(Built To Order)パソコンのように、撮像部の形状、画角、焦点距離や通信方式といった多岐にわたる選択肢を利用者自ら組み合わせることができます。つまり利用者ごとに異なる様々な利用シーンに、最も適したカメラを作ることが可能です。モジュールカメラと「Learning Center Connect for i-PRO」を活用し、現場で簡単にAIを実装・評価ができる「Learning Center Vision」と機能連携させることで、様々なAIによる画像解析活用のアイデアのPoC(Proof of Concept:実証実験)を簡単に、最小限のコストで試すことができるようになります。
私たちi-PROは、モジュールカメラ等のセンシングテクノロジーを通じて、様々なパートナー様と一緒に、笑顔で楽しく過ごせる社会の実現への貢献を続けて参ります。
■想定ユースケース
製造業:外観検査の自動化
自社で生産設備を保有し部品・製品を製造している企業では、その品質を担保するために製造物表面に付着した異物や汚れ、傷や欠損の有無などを確認する外観検査が重要な生産工程の一つです。検査員が目視で確認しているケースがほとんどのため、検査員のスキルによって判断基準が曖昧となり品質にバラツキが生まれること、人では長時間継続して検査を行うことが難しためエラー品の見落としが発生すること、生産量に応じた検査員の柔軟な調整が難しいことなど、多くの課題があります。
i-PROのモジュールカメラと、AI insideの「Learning Center Vision」を用いることで、判断基準の標準化による品質の担保、エラー品の見落とし減少による歩留まりの向上、検査作業の効率化などの実現に貢献します。
飲食店:回転率向上、単価アップ、クレーム数削減につながる状態検知
レストラン業界では人手不足に悩んでおり、ウェイター等の作業の高位平準化が求められています。一方で、ウェイターはお客様の状況に対し臨機応変に複数の仕事に取り掛かっているため、お客様の状態確認などの作業には多くの時間を要するとともに、見落としが発生してしまうことが課題となっています。
i-PROのモジュールカメラと、AI insideの「Learning Center Vision」を用いて、カメラ映像から空き皿、空きコップを検知するAIモデルを作成し、テーブルの状態検知をすることで目視の確認作業が不要となり回転率向上を実現するとともに、見落とし防止はもちろん、テーブルごとの状況をリアルタイムで把握できるようになります。さらにテーブルごとのデータ化が進むことで、そのデータを活用した高度な現場管理にも寄与します。
AI inside 株式会社
AI inside は「世界中の人・物にAIを届け、豊かな未来社会に貢献する」というミッションのもと、画像認識・予測判断AIをノーコードで開発・運用できるプラットフォーム「Learning Center」、実践型DX人材輩出プログラム「AI Growth Program」、あらゆる情報を高精度にデジタルデータ化する「DX Suite」、高効率なAI運用を実現するエッジコンピュータ「AI inside Cube」、AI・インテリジェンスAPI群「Developer’s API」を提供しています。AI inside は、これらAIプラットフォームの提供を通じ、多種多様な価値あるAIの分散的な創出とユーザ間のシェアを促すことで、AIが隅々まで拡がった社会の実現を目指します。
AI inside 株式会社 会社概要
代表者 | 代表取締役社長CEO兼CPO 渡久地 択 |
所在地 | 東京都渋谷区渋谷3-8-12 渋谷第一生命ビルディング4階 |
設立 | 2015年8月 |
事業内容 | 人工知能および関連する情報サービスの開発・提供 |
URL |
AI inside 株式会社 「Learning Center Vision」について
あらゆる企業・団体において、ビジネス変革のためのAI活用の内製化を低コスト・短期間で実現するノーコードAI開発・運用プラットフォームです。直感的な操作で使いやすい日本語のUIを備え、プログラミング不要で簡単な入力とクリックだけで、高精度なAIモデルが自動生成されます。AIベンダーや開発者に依頼することなく、自社・自部門によるAI導入と運用を低コスト・短期間で実現します。
「Learning Center Vision」 製品ページ:https://learning-center.inside.ai/
i-PRO株式会社について
i-PRO株式会社は、セキュリティ監視、パブリックセーフティ、そして医療用イメージングの各分野に欠かせないセンシング・ソリューションの世界的なリーディングカンパニーです。パナソニックにおける60年以上にわたる数々のセンシング技術とイノベーションを継承し、2019年に設立されました。
私たちは、一瞬も見逃さない高度なセンシング技術とあらゆる環境に対応する信頼性の高いソリューションで、人々の命を守り救うプロフェッショナルをサポートし、より安心安全な社会の実現に貢献します。
i-PRO株式会社 モジュールカメラについて
業界をリードするセキュリティカメラをはじめとするi-PROのカメラに詰め込まれているテクノロジーを、名刺より小さなサイズにモジュール化し、様々な機器・システムに組み込み、設置できる形にしました。
モジュールカメラは開発した機能拡張ソフトウェアを搭載・動作させることができるオープンなプラットフォームと、撮像部の形状、画角、焦点距離や通信方式などを選択できるBTO方式のカメラであり、多様なシーンでの活用に適したカメラです。
モジュールカメラ製品ページ:https://moduca.i-pro.com/
モジュールカメラおよびLearning Center Visionとの機能連携に関するお問い合わせ先
本アプリケーションの概要は、下記のURLをご参照ください。
https://moduca.i-pro.com/space/MCP/768743111/AIソフトウェア
その他Learning Center Visionなどの詳細はAI inside に直接お問い合わせください。
https://learning-center.inside.ai/contact
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